これは何の画像なのか?というと半球ドームの内側に投影した動画を全円周カメラで撮影したものなのです。
スマホをセットしたVRビューワーで見ると展示を再体験できます。

魚眼のコンバージョンレンズをプロジェクターの前にセットして少し仰角にして投影するとほぼ半球の内側をカバーすることができます。AMATERASというソフトで調整しますが、正方形で制作した動画の7割ほどは歪みのために投影されません。

プラネタリウムのように映像に包まれ、寝転がって鑑賞したい。そんなことを願って試みましたが、やってみないとわからないことばかり。実験はいいものです。とても楽しめました。
動画は、以前に作ったカンディンスキーへのオマージュをベースにして、ミロとクレーのキャラクターを頂戴して組み合わせました。
創作の中心は音楽です。
抽象絵画のルーツは音楽にあります。
それを体験的に理解したい。しばらくご無沙汰だった色彩と音響に再度チャレンジしたいと、作り始めました。
デジタルの色彩の美しさ(光ですから)をもっと活用したいですね。