学科ニュース
心理実習の学びを振り返りました
社会臨床心理学科教員の堀内聡です。公認心理師を目指す学生が履修する「心理実習Ⅰ」の締めくくりとして、実習報告会を行いました。
今年度の「心理実習Ⅰ」では、6名の学生が、保健医療、教育、福祉、産業・労働という4つの分野の実習施設で学びました。報告会では、一人ひとりが実習で学んだことや感じたことを発表しました。教員に加え、20名以上の後輩や同級生も参加し、発表を熱心に聞いていました。発表後には多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
心理実習は、実習施設で学ぶだけで終わる授業ではありません。実習前には「事前学習」を行い、実習施設の役割や支援内容について調べるとともに、実習施設に関連する心理学の知識や制度について学びます。そのために、学生は事前学習票を作成し、十分な準備をした上で実習に臨みます。
また、実習後には「実習記録」を作成します。実習中に見学・体験した内容を振り返るだけでなく、自分が何を学び、今後どのように活かしていくのかを文章として整理します。事後学習では、この実習記録について教員が一人ひとり丁寧に指導しました。
公認心理師は、心理面接の記録や心理検査の所見など、さまざまな記録や報告書を作成する機会が多くあります。そのため、自分が見聞きしたことや考えたことを分かりやすく文章にまとめる力は、専門職として欠かせない力の一つです。学生たちは実習記録を何度も推敲しながら、自分の考えを分かりやすくまとめる力を着実に伸ばしていきました。
実習報告会では、他の施設で学んだ学生の発表を聞くことで、それぞれの分野の特徴や公認心理師の役割について理解を深めることもできました。実習施設での経験を共有し合うことは、自分自身の学びを振り返るだけでなく、公認心理師としての視野を広げる貴重な機会になったと思います。今後は、この学びを後期の「心理実習Ⅱ」へとつなげていくことを期待しています。
写真は、事前学習や事後指導で使用したスライド、実習報告会の様子です。