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  • 2025.03.28
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  • オープンキャンパスで模擬講義を担当しました

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    ブログを読んで下さっている皆様こんにちは。
    社会臨床心理学科教員の堀内聡です。
    3月22日のオープンキャンパスの中で担当させて頂きました模擬授業について書かせて頂きたいと思います。

    タイトルは「人助けの心理学~マズローの欲求階層説を使ってみよう」でした。
    この模擬授業では有名なマズローの欲求の階層説について話をさせて頂きました。
    マズローさんは人の欲求(〇〇したいという気持ち)には5種類あり、かつ優先順位があると説きました。
    その5つとは、食欲などの「生理的欲求」、安全な場所にいたいという「安全の欲求」、みんなと一緒にいたいという「所属と愛情の欲求」、他人から認められたいという尊重の欲求、そして自分らしく生きたいという「自己実現の欲求」です。
    マズローさんは、5つの欲求がこの順番で優先されると説きました。

    模擬講義では、欲求の階層説を利用しながら、困った人を助ける方法を考えました。
    まず、堀内から架空の事例を提示しました。
    登場人物は60代後半の駅に済む男性であり、元社長さんです。
    商売をまた始めたい(自己実現)という気持ちがあるようです。
    問題を整理すると、駅で寝ている、誰も褒めてくれない、「商売で儲けたい」ができない、賞味期限が過ぎたご飯を食べる、家族と会話をしていない、とたくさんあります。

    事例を提示した後、この方の問題をどんな順番で解決するべきかを考えて頂きました。
    皆さんならどんな順番で解決しますか?
    周囲の方と話しながら考えて頂きました。
    どんな意見が出たのか巡回しながら共有させて頂きましたが、とても興味深いことに複数回答がありました。
    2つほど共有したいと思います。
    1つは、最初に「賞味期限が過ぎたご飯を食べる」を解決するというものです。まずは生理的欲求に関係する問題を解決するということですね。マズローさんの考えが生かされています。なるほど!
    もう1つは、最初に“「商売で儲けたい」ができない”を解決するというものです。マズローさんの考えとは違います。でも、この方は商売をまた始めたいという強い自己実現の欲求を持っているようです。もしかしたらこのことで頭がいっぱいかもしれませんね。この問題について丁寧に話をすることも大切かもしれません。なるほど。

    模擬講義では、人助けとマズローさんの欲求階層説を例として、心理学が生活に役立つ学問であること、社会にも求められていることをお話しました。写真は当日撮影したものです。

    模擬講義を聴いてくださいました皆様、ありがとうございました!

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