CAMERA OBSCURA


レンズは拡大ルーペ、100円です。
幅60x高さ60x奥行80cmのフレームを
暗幕用の布で覆っています。
(同僚が別の用途で作ったものでした。)
金属スタンドをつけ、さらに彫刻台に載せ
てあります。

スクリーンはS6号の油絵用木枠に障子
紙を貼ったもので、脚をつけて立たせ、
手で前後させて焦点を合わせます。

上のように倒立した像が写ります。
ピントの合う範囲が狭いので過激なボケ味
が楽しめます。
対象が近くなるほどスクリーンをレンズから
遠ざけねばなりません。

すべてがはっきり写ることが、どれほど
つまらないかを教えてくれます。
人間の知覚もこのように、ごくわずかなもの
にしか焦点は合っていないのでしょうか。

みんな美人になるので喜ばれています。


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