写真を使った制作では、学生が自分で撮影することが大切なのだが、ほとんど使い物にならないことが多い。(どんなにひどい写真でも良いじゃないかという考え方もあるが、すごく絵のうまい人ならともかく、初心者向きではない。)
この課題で取り上げた地面・水面・壁面といった主題なら、使い切りタイプのカメラでも資料として使える写真を撮ることができる。被写体としての意外性、新鮮味もメリットのひとつだ。
プリントはコピー機でA4に拡大して、コントラストが強調された
モノクロームの画像にしておく。これをもとに約50x65cmの画用紙に鉛筆で描く。作業時間は12時間ほど。
広い面がテーマだから説明的な細部描写は少なく、写真を用いた課題としては抽象的で大掴みな表現となっている。


この実習を機会として考えてほしいことがある。
「デッサン―CG―ルネサンス-現代」へもどうぞ。