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比治山大学 比治山大学短期大学部
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学長から学生・教職員の皆さんへメッセージ

2020年11月13日 カテゴリー:お知らせ

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって新学期開始からしばらく休校としていた本学の授業も,6月には対面授業と遠隔授業を併用し,早くも半年近くになろうとしています。

 この間,学生及び教職員の皆さんの節度ある行動によって順調に授業を進めることができ,授業時間の確保もできました。しかし,新規感染者数は10月以降増加傾向となり,11月以降は北海道や首都圏,関西圏はじめとした人口の多い都市を中心に増加している状況です。

 このたび新型コロナウイルス感染症対策分科会は,最近の感染状況を踏まえた,より一層の対策強化について,緊急提言を発出しました。今回の緊急提言は,今回初めて経験する冬場においても社会経済活動と両立できるよう,国民,自治体,国等のそれぞれに求められる具体的な5つのアクションがまとめられたものです。

 5つのアクションのうち今までよりも踏み込んだクラスター対応として,「大学等では授業そのものよりは,むしろ飲み会や寮生活,課外活動等でクラスターが発生しているが,感染防止と学修機会の確保の両立を図ることが極めて重要であることから,自治体は,域内の大学等の学生の相談を受けている健康管理センターなどと協力して,感染防止に関する啓発やクラスター感染が起きた場合の迅速な情報の共有を進めること,さらに,必要な場合に速やかに受診・検査につながる取り組みを進めていくこと」としています。

 新型コロナウイルス感染症の伝播は,主に「クラスター」を介して拡大することが分かっています。寒さに向かう時節には乾燥も伴いますので,感染リスクが高まる5つの場面【①飲酒を伴う懇親会等②大人数や長時間におよぶ飲食③マスクなしでの会話④狭い空間での共同生活⑤居場所の切り替わり】や,大学での授業はもちろん,課外活動,感染リスクが高い地域への移動の自粛を含めキャンパス外でのそれぞれの活動場面に注意し,感染拡大防止のため各自の行動に十分配慮いただきたいと思います。

 文部科学省からも,令和2年11月13日付で「新型コロナウイルス感染症対策の徹底等について」により,上記の緊急提言や寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイントについて連絡がありました。


 本学において,現時点では陽性確認者はおりませんが,学生の皆さんをはじめ,教職員も一体となって,クラスターの連鎖を抑えて,感染防止に努めていきましょう。

 引き続き,学生の皆さんが無事に学生生活を送れるよう願っています。


令和2年11月13日
学長 石井 眞治