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比治山大学 比治山大学短期大学部
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本学学生が国連イベントでスピーチを行いました

2023年04月14日 カテゴリー:お知らせ

本学の現代文化学部言語文化学科国際コミュニケーションコース4年生の西沖 魁晟さんが国際連合のイベントにおいてスピーチを行いました。
西沖さんは国際連合の事務局があるオーストリア・ウィーンで行われた、麻薬委員会で、官民一体となって取組まれてきた薬物乱用防止活動である「国連支援基金」30周年記念イベントに参加者として選出され、スピーチを行いました。

昨年10月に本学で開催された薬物乱用防止教室で、広島県健康福祉局薬務課にご講演いただいたことがきっかけとなって、広島県からお声がけをいただきました。



【西沖魁晟さんにインタビュー】
・国連でのイベントを終えられて一言お願いします。
この度はとても貴重な体験をさせていただいたこと、大学の先生方や学生支援課の方々にお力添えをいただき非常に感謝しております。「未来ある若者から世界にメッセージ」という目標も達成することができ、また、新たに自分の中にこの経験を伝え継承していくという目標ができたので、この経験を糧に前進していこうと思います。

・国連のイベントで何についてスピーチしたのですか?
日本では外国と比べて薬物乱用が少なく、その理由は日本の教育にあると考えています。日本は薬物乱用防止の教育を小中高校で行っています。年代が上がるとアウトプットの学びが多くなり、誘われた時の断り方や脳や身体など健康に悪い影響があることを学んでいます。
広島は平和学習が盛んであり、広島が焼け野原からみんなで協力して復活したことなどの学習をしています。この復活する力と、薬物を乱用した者が乱用前の生活に戻りたいと願う力、社会復帰する力は似ているものだと私は考えています。また、薬物に頼らないようにするには個人の孤独感を払拭することや自己肯定感を高めてよりよい人間関係です。
そのためには、家族や友人などが個人の立場になって考えることや何ができるかなどの相談に乗ることや社会全体が薬物に対しての認識を再確認するなどのサポートが必要不可欠であり、協力体制というものも広島が力を合わせて復活した力と同じものだと思います。
私は、今一度、薬物乱用をしてはいけないという目的を全世界で共有し、平和な世界を目指さなければいけないと考えます。

・準備で大変だったことや楽しかったことがあれば教えてください。
面接を行ったり、スピーチする内容を考え練習したりする毎日は大変でした。また、その間の緊張感、ストレスは尋常ではなかったですが、実際にウィーンに行って経験したことは楽しいことばかりでした。

・今回の経験を今後どう生かしていきたいですか?
世界の現状や日本の課題を若い世代の人たちに情報発信していきたいです。
私の夢は中学校の教員になることです。教員になれたら、未来ある子供達に今回の経験や情報を伝えるだけでなく、色々なことに「なぜ?」という興味や疑問を持ってもらえるよう教えていきたいです。