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学科ニュース
ひろしまの観光資源 ~宮島フィールドワーク~
7月17日(土)、「瀬戸内海に浮かぶ神秘の世界遺産・宮島」でのフィールドワークを実施しました。集合時は少し雨模様でしたが、宮島に到着すると時折雲間から太陽が顔をのぞかせ、厳しい夏の暑さを感じる中、43名の学生が参加しました。
今年もコロナ禍の影響で、学内における宮島の観光資源ガイドの事前練習が1回のみになるという限られた準備で臨む研修となりました。各班がセレクトした宮島の観光資源のガイド実習を実施しました。
学生は各班がテーマとして選んだ「桟橋前広場・商店街通り」についてその場所で説明し、現在解体修理中の大鳥居をバックに「大鳥居」、町家通りを見下ろす五重塔付近で「千畳閣・五重塔・町家通り」、厳島神社入り口付近で「厳島神社」の説明、そして厳島神社に入り「東回廊・高舞台」のガイドを行いました。学内での練習がわずかだったにもかかわらず、実習ではその表現方法に改善や工夫が見られました。

各ポイントでは、学生たちはガイドする側も聞く側も一般のお客様に迷惑がかからないよう配慮し、マナー良く移動して実習を行っていました。今年も厳島神社は保存工事が継続されていましたが、干潮時しか見ることができない神社を保全するための床下の木の継ぎ方などを見ることができました。

いつもは大鳥居に掲げられ、遠くから見ていた扁額(厳島神社・伊都岐島神社と書いてある額)が本殿に展示してあり、大修理中の今ならではの見学もできました。

厳島神社の出口で解散し、その後はそれぞれ自由行動となりました。
宮島商店街では「あげもみじ」「握り天」「穴子丼」など宮島ならではの味覚体験を楽しんでいる学生もいました。

コロナ禍のため団体をまったく見ることが無かった昨年とは違い、今年はグループや個人での観光客が増えているようで、土産物店・食事施設にも感染対策を取りつつ活気が戻っている様子が見られました。
今回広島県にある世界遺産宮島を訪ねることにより、新型コロナウイルスの終息の兆しが見えない中、人も地域もなんとかして観光を復興させたいと努力している様子を感じることができ、有意義で実践的な研修となりました。
多田 雅彦