loading...
比治山大学 比治山大学短期大学部
メニューを開く
短期大学部|総合生活デザイン学科

学科ニュース

ひろしまの観光資源  ~学外授業“平和公園フィールドワーク”~

2022年06月03日 カテゴリー:学科紹介

5月28日(土)の学外授業、青空のもと平和公園に集合して“フィールドワーク”を実施しました。
「ひろしまの観光資源」の授業の中で、平和公園のフィールドワークの説明練習を続けてきた成果を試す機会となりました。あらかじめ学生が班ごとに説明を行う地点を設定し、原爆ドーム・平和の鐘・原爆の子の像・レストハウス・平和の灯・原爆慰霊碑・平和記念資料館の各所で説明を行いました。
原爆ドームの説明では、原子爆弾がリーガロイヤルホテルの4倍の高さで爆発したというように、説明にも工夫することで、説明を受ける学生たちもその高さからの衝撃波と熱波に襲われた原爆ドームの被害状況を想いおこして感慨深く眺めていました。

総生 ①.png

見学箇所の説明において、できるだけ自分の言葉で説明するように心がける工夫が見られました。今年はコロナ以前の団体数には及びませんが、それでも他県から広島を訪れる修学旅行団体を多く見かけました。修学旅行のグループにはそれぞれ専門の案内人が付き、パネル等を利用しながら説明をされていましたが、学生たちは自分自身の言葉で皆に伝えようと努力していました。

総生 ②.jpg 総生 ③.png

見学の中間地点となるレストハウスではまず学生による施設の説明の後、館内の売店や3階にある原爆の被害を受ける前の町並みのジオラマ、2階の原爆ピアノの展示、原爆投下時に偶然にも地下室で作業していたため奇跡的に生き残った1名についての説明ボードなどを見学しました。
また、学生たちは平和の灯で説明の後、平和公園の設計に携わった丹下健三氏による原爆資料館から原爆ドームへ続く一直線のレイアウトを確認しました。今回は昨年同様に韓国人原爆犠牲者慰霊碑の見学に加え、今年話題になっている映画「ドライブ・マイ・カー」で実際ロケが行われた場所も訪れ、今まで個人的には訪れることもなかった平和公園の各施設、遺構について新しい発見をすることができたようです。
今回は、日常が戻りつつあるなかでのフィールドワークとなりましたが、昨今の世界情勢もある中で、世界遺産原爆ドームと平和公園を訪ねることにより、平和の継続の意義を感じることができ、「ひろしまの観光資源」についての有意義で実践的な研修を行うことができました。

(多田雅彦)

短期大学部|総合生活デザイン学科学科メニュー短期大学部総合生活デザイン学科