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短期大学部|総合生活デザイン学科

学科ニュース

ひろしまの観光資源 ~宮島フィールドワーク~

2022年08月03日 カテゴリー:学科紹介

 令和4年6月25日(土)、梅雨時期で前日は一時大雨が降りましたが、当日は雲が多いものの薄日がさすなか、「世界遺産・宮島」のフィールドワークを27名の学生が参加して実施しました。
 各班が事前に選んで準備をしてきた宮島の観光ポイントでのガイド実習を、活気がかなり戻ってきつつある宮島島内でおこないました。大学から出発したバス利用班と、直接宮島口に集合した班が宮島口桟橋で合流し宮島に渡りました。
 島内では「桟橋前広場・商店街通り・町家通り」について説明し、保存工事の足場が組まれ‘うっすら’とそのシルエットが見える「大鳥居」、五重塔付近で「千畳閣・五重塔」、そして厳島神社に入り「東回廊・高舞台」のガイド実習を行ないました。

総生①.jpg

 「五重塔」に到着した時、急に天候が崩れ雷鳴も轟きはじめたので、急いで厳島神社内に移動しました。
 各説明場所の前でのガイド実習は、その表現方法に講義室での練習以上に工夫が見られました。
 学生は一般の観光客に迷惑がかからないよう配慮しながらガイドをしていましたが、観光客の中には学生の説明に耳を傾けている方も見られました。

総生②.jpg

 一部保存工事中の厳島神社では、事前に講義で説明した干潮時しか見ることができない神社を保全するための床下の木の継ぎ方や、国宝の床板を守るために二重に重ねられた床板などを直接見ることもできました。
 厳島神社内では雨が強くなり、雨を避けるために拝殿内の屋根の下での説明となりました。
神社内は拡声器の使用ができないため、学生たちは皆に聞こえるようにしっかりと自分の声で説明していました。
 本殿ではお守りを買い、おみくじを引く時間を取りその運勢に一喜一憂する様子も見られ、宮島を楽しんでいるようでした。
 厳島神社の出口で解散しそれぞれ自由行動の予定でしたが、雨のため全員で商店街に移動しました。
 宮島商店街では「あげもみじ」「握り天」「穴子丼」「焼きガキ」や、近年増えつつある「カフェ」など宮島ならではの味覚体験を楽しんでいる学生もいました。

総生③.png

 新型コロナウイルスの影響で商店街全体がシャッター街だった一昨年、グループや個人での観光客が少しずつ増えてきた昨年と比べ、多くの個人客だけでなく修学旅行団体や一般の募集団体が訪れており土産物店・食事施設には活気が戻っている様子が見られ、徐々にかつての商店街の姿に戻りつつあることが感じられました。
 今回「世界遺産・宮島」を訪ねることで、新型コロナウイルスに負けないよう工夫しつつ、かつての観光地の賑わいを戻そうとしている地元の人々や、そこを訪れている観光客の様子を見て感じることにより、有意義な研修をすることができました。

多田 雅彦

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