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学科ニュース
ひろしまの観光資源 ~原爆ドームと平和公園フィールドワークの報告~
総合生活デザイン学科の学外授業では広島が誇る世界遺産の「原爆ドーム」「厳島神社」を「ひろしまの観光資源」という科目で学外授業として取り組んでいます。今年は、5月19日から21日まで広島で「G7広島サミット」が開催されたこともあり、その余韻が残る2つの世界遺産を学生がガイドするフィードワークをしました。
まず、フィールドワーク1回目。G7首脳による広島平和記念資料館への訪問の効果で平和記念資料館の入口には内外を問わず多くの観光客による長蛇の列ができており、列が短くなるタイミングを計りながら学生による資料館の説明をおこないました。学生たちは各所の見学箇所の説明において、できるだけ自分の言葉で説明するような工夫が見られました。原爆の子の像の前で学生の説明を聞いていた観光客が、そのあと感慨深げに見学する姿を見ることもできました。見学を終えて出てきた学生たちの表情が、首脳と同様に硬くなっていたのが印象的でした。

フィールドワーク第2回目。梅雨時にもかかわらず、当日は青空のもとで「世界遺産・宮島」のフィールドワークを実施することができました。

各班が講義のなかで準備をしてきた宮島の観光ポイントでのガイド実習を、かつての賑わいが戻り活気あふれる宮島島内で実施しました。各地点でのガイド実習においては、各班とも事前の講義室での説明練習に工夫をした様子が見られました。また、宮島商店街にて全員で「あげもみじ」を賞味したのち、「握り天」「焼きガキ」や「カフェ」など宮島ならではの味覚体験を楽しんでいる学生もいました。「世界遺産・宮島」を訪ね、かつての観光地の賑わいが戻り活気あふれる宮島を体感することができました。
コロナ禍も明けて、「G7広島サミット」という大きな会議があり、平和文化都市を世界に向け発信した今年。このフィールドワークを通して、学生は平和な世界の大切さをそれぞれの心に問いかけていました。
多田雅彦