1年次からの充実した実践的カリキュラムで、知識・技能の体験的な修得とひとりひとりの主体性を伸ばす。
- 高安
- 心理の資格が取りたかったので、大学院があって資格取得が目指せる比治山に入学しました。
- 垰
- 「心とは何か」について興味を持ち、広い視野で心理学を学べる比治山に入学しました。今は多機能型精神科クリニックでデイケア全体のマネージメントをリーダーとして行ったり、心理師として集団療法に取り組んだり、児童思春期の患者さまへカウンセリングを行っています。
- 一円
- 高安さんは、これまでのどんな授業や活動が学びにつながりましたか?
- 高安
- 実習や演習の授業です。基礎を学ぶ座学の授業も知識の土台になるので楽しいですが、実習や演習ではさらに発展的に学べます。それが1年次の授業からできるのが面白かったです。
- 一円
- 比治山では、1年次から実践的に学べるカリキュラムにしています。特にコミュニケーションは重視していて、学部では基礎を学び、大学院ではカウンセリングの実習をしていきます。
自分から行動して学ぶ姿勢が身につきました。
- 高安
- あと、授業に来てくれた院の先輩から話を聞いて興味を持ち、オープンキャンパスのスタッフや学科行事の運営もしています。自分から行動して、学びに行く姿勢が身についたと思います。
- 垰
- この学科は、先輩後輩や先生との交流が多いですよね。病院では多職種との連携が大切なので、比治山で身につけたコミュニケーションスキルは働くうえで役立っています。日々の勉強や進学、就職について悩んでいたときも、先生に何度も話を聞いてもらって乗り越えられました。
- 一円
- 高安さんは、就職については考えてる?
- 高安
- 今ボランティアで学習支援をしていてそうした職業にも興味がありますが、企業カウンセラーにも興味があって、まだ迷っています。ただ企業カウンセラーはいろいろと経験を積んだ後に就ける職種なので、最終目標にできたらいいなと思っています。そのためにも院へ進学したくて。垰さんはいつから試験対策しましたか?
- 垰
- 3年次から始めました。心理の専攻科目については、もともと興味があったのと入学前から臨床心理士の職に就きたいと具体的に考えていたので、日頃の授業や心理学検定の勉強が対策につながっていた感じです。
- 一円
- 心理学検定は、今は全学生が受けられます。検定の勉強を通して、授業の内容を復習したり理解を深めたりしている学生も多いんじゃないかな。
- 垰
- 僕はとにかく英語が苦手だったので、対策講座に出席して基礎からコツコツ勉強しました。大学院の試験では英語は必須なので、なんとか頑張りました。
- 高安
- 私はいつもギリギリになってしまうタイプので、早めに取り組むようにします。就職先はどのように決めましたか?


心理師は、患者さまとともに成長することができる職業です。
- 垰
- 院に進学後、児童相談所の指導員のアルバイトを始めて、そこで精神科や児童思春期に興味を持ちました。臨床心理士は院を修了した後に試験があるので、修了後は指導員をしながら勉強を続けて、その年の冬に試験結果が出ます。合格後、指導員を続けるか別の就職先を探すか考えていたときに、今の職場の求人をハローワークで見つけたんです。希望していた精神科や児童思春期に関わるクリニックなので、心理職として入職しました。
- 高安
- ハローワークはこまめに確認しましたか?
- 垰
- 毎朝チェックしていましたね。院生のときからいくつか現場とつながっておくと、就活で可能性が広がっていいかもしれません。
- 一円
- 学科では、就職と進学などの支援を行う「学習推進室」があったり、普段から院生と関われる授業をしたりと、将来をイメージしやすい環境づくりをしています。公認心理師や臨床心理士の資格取得を目指すことができるのと同時に、一般就職や公務員などさまざまな進路を目指すこともできるのがこの学科の特徴です。社会と人間関係について多角的に学んで、自分が何になりたいのか考え、その進路に向かって頑張る学生を学科全体でサポートしています。
- 垰
- 僕は、人のためになる心理学を活かした職業に就きたいと思って心理師を選びました。実際に働いてみると、心理師は患者さまとさまざまな体験を通じて一緒に何かを発見したり成長していく職業だと感じていて、とてもやりがいがあります。高安さんも希望する進路に進めるよう応援しています。
