5月16日と23日の二日間にわたって令和4年度の卒業論文構想発表会が行われました。
新型コロナウイルスの影響で，ここ2年間は遠隔で実施していましたが，本年度は対面で実施することが出来ました。
学生と教員も対面実施できる嬉しさから，生き生きとしていたように感じられました。

会では，12の研究室から全ての学生が大教室の教壇に立ち，自分たちの卒業論文の構想を発表しました。
本年度の構想発表会は大学生ならではのユニークな視点からのテーマが多く，とても楽しく拝聴させていただきました。

具体例をあげましょう！
リサーチクエスチョンとしては以下のようなものがありました。

・Instgramの「匂わせ投稿」に嫌悪感を感じやすいのはどんな人か？
・恋人をほしいと思わない大学生の特徴は？
・空想しやすい人は不健康なのか？
・リアル友人とネット友人に違いはあるのか？
・ＶＲによる仮想空間は人を癒すことができるのか？
・恋人から束縛されやすい人ってどんな人？

いかがでしょう。大学生ならではのテーマが多いと思いませんか。
たとえば，「匂わせ投稿」ですが，そもそもそのような言葉を初めて知りました。
今の時代，時の流れは早く，日々，新しい現象や文化が生み出されていきます。
私たちが探求すべき研究テーマは尽きることがなさそうです。

それから，本年度の構想発表会で特徴的だったのは，フロアの学生からの質問やコメントが多かったことです。
例年は教員からの質問やコメントのほうが多いのですが，今年は半々くらいだったように思います。
発表会を卒業するための単なる通過行事だと考えず，他者の研究に興味を持ち，疑問を持ち，それを解決しようとする姿勢が，本学科の学生から感じられました。
これは本当に素敵な事です^^
このような空気が来年度以降も引き継がれていくことを期待しています。

参加した皆さん，お疲れさまでした。
次回の卒業論文中間発表会までに，皆さんの研究がどのように進展するのか，楽しみにしています。


社会心理学研究室
塚脇