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現代文化学部|社会臨床心理学科

学科ニュース

令和4年度 オープンキャンパス開始

2022年06月16日 カテゴリー:学科紹介

6月12日(日)に令和4年度の第1回オープンキャンパスが開催されました。
天候にも恵まれ,皆さんと直接交流できる機会を持てたことを大変嬉しく思います。
学科プログラムでは,10号館5階の講義室に集合して,学科紹介,入試説明,模擬授業を行いました。

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模擬授業は,一円禎紀教授に,ブリーフセラピーについてお話しいただきました。
ブリーフセラピーとは日本語に訳すと,短期療法という意味になります。
このセラピーは,現在生じている問題の原因や理由を解明することはひとまず置いておいて,必要最低限の解決を短期間で行おうとする点に特徴があります。

その技法のひとつが,タイムマシン・クエスチョンと呼ばれるものです。
五感を総動員して,問題が解決された未来について自分に質問してみます。
そして,そのときの自分や自分をとりまく状況を,なるべく鮮明に,そしてリアルにイメージします。
これを繰り返すことで,当初は無理だと考えていたものが,「なれるかも」,「なれる気がする」,「きっとなれる」,「当然こうなっている」といった変容に繋がっていくという内容で高校生の皆さんも、非常に興味深く聴いていました。

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模擬授業の後は,自由行動となりました。
ご来場くださった方の多くに,10号館4階に設置した心理学体験コーナーで,心理学の実験で使用される機材や,性格検査などを体験していただきました。

たとえば,生理実験システムでは,筋電,皮膚温,心拍などの情報を測定し,参加者の現在の状態(たとえばストレス状態)を知るための情報を得ることが出来ます。
学科フェローが機材を操作し,実際に測定を行いました。皆さん興味津々です。

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バーチャル・リアリティ(VR)技術を利用し,バーチャル空間に人間そっくりなロボットを作成すれば,そのロボットとの相互作用を観察することで,人間行動の様々なことを解明することが出来ます。
なお,この技術を利用した実験によって吉田弘司教授と本学学生(2019年度卒)が共同で行った研究が,日本心理学会第85回大会のポスター発表において,学術大会優秀発表賞を受賞いたしました。

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性格検査のコーナーでは,さまざまな質問紙(ストレスチェックや恋愛類型など)を体験いただき,学科フェローが解説してくれました。
たいへん好評で,体験された方には楽しんでいただきました。

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次回,オープンキャンパスは8/7(日)の開催で,8/28(日),9/25(日)と続きます。
模擬授業は毎回異なる教員が異なるテーマでお話ししますので,繰り返しのご参加も大歓迎です。
教員,学生スタッフ一同,皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

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