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現代文化学部|社会臨床心理学科

学科ニュース

高校生のための心理学講座

2023年12月22日 カテゴリー:学科紹介

 こんにちは。社会臨床心理学科教員の堀内です。今日は学科教員の活動をお伝えします。本学科の三原健吾先生が日本心理学会主催のイベント「高校生のための心理学講座2023」で講師を務めました。この講座は11月25日に開催され、三原先生を含めた5名の講師がそれぞれ50分の講義を行いました。三原先生が担当された講義は「健康に生きるためのポジティブ心理学」です。ポジティブ心理学は心理学の比較的新しいアプローチであり、人の幸福、強みなどのポジティブな側面を研究する分野です。会場は大分県別府市にある別府大学でした。

 講義では、生きがいや成長感,幸せといったウェルビーイングがどのように心身の健康に関わるのかが解説されました。社会とのポジティブなつながりが人の健康やウェルビーイングにとって重要です。例えば、ボランティアなどの「他者の利益を意図した自発的な行動」が生きがい感を高め、健康的な免疫機能につながるという研究結果があります。また、職場における他者との結びつきや働きがいが身体的な健康の良好さに関連するという研究結果があります。当日の講義では、健やかに暮らすためには、「社会」とのポジティブなつながりを意識することが大切であることを示すポジティブ心理学の知見が解説されました。
 
 当日は約25名の参加者があったということです。開催された場所が大分県別府市でしたが、県外から足を運ばれていた方もおられたそうです。高校生と保護者の方が配布資料に熱心にメモを取られたり、周りの人と意見を交換するなど心理学に対する関心の高さがうかがえたそうです。

 なお、ストレスが身体に影響することを分かりやすく伝えるために、三原先生ご自身が心拍数を測定できる装置(ウェアラブル心拍センサーというもので、胸部に装着しリアルタイムの心拍数を測定するものです)を用いて、三原先生ご自身の講義中の心拍数を提示したそうです。発表中は115拍/分、終了直後は80泊/分だったそうです。強いストレスを感じていたということでしょうか(笑)。

写真は講義中の様子です。真ん中に三原先生がおられます。

心理.jpg

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