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学科ニュース
試行面接(3回法)を行いました
社会臨床心理学教員の堀内です。
今日は大学院生の臨床訓練についてご紹介します。
比治山大学大学院現代文化研究科臨床心理学専攻では、公認心理師と臨床心理士を養成しています。
その課程の中で、「試行面接」という心理面接の訓練が行われます。
試しに行う面接?そんなイメージが沸いてきますね。
院生は1年生の終わり頃から心理相談センターでケースを担当します。
センターに来談される方を実際に担当させて頂きます。
試行面接は、この本格的な心理面接を始める前に、短期間の心理面接を実施する訓練方法のことです。この試行面接でカウンセリングを経験した後、心理相談センターでの個別ケースを担当することになります。
1年生は3回法と5回法という2種類の訓練を受けます。
3回法は、教員の指導を受けながら、30分の短い面接を3回行う方法です。
5回法は、外部のスーパーバイザーの指導を受けながら、50分の面接を5回行う方法です。
今回、3回法を終えた院生の髙安さんに感想を聞いてみました。
大学院やカウンセリングに興味がある人はぜひ読んでみてください。
写真は試行面接をしている様子、高安さんの感想にも登場する逐語録をとっている様子です(いずれもイメージです)。試行面接の様子の写真は、院生の髙安さん、柏木さんにご協力を頂きました。
3回法を経験した髙安真以さんの感想:
大学院1年生の前期に試行面接3回法を実施しました!
大学生にクライエント役として協力してもらい,お話を聞かせていただきました。とても勉強になりました。私たち大学院生も心理面接を実際に行うのは初めてなので,緊張していた側面もあったのですが,今までに学んだことを活かせるよう考えたり,感じたりしながら面接を実施することができました。
また,面接の音声を録音し,逐語録として子細な部分まで文字に起こすのですが,,それをしている時には,試行面接をしている時には気が付かなかったことに気が付けて,面白いとともに内省できる良い時間となっています。そして,それをもとに先生方や同級生とさらに精練するにはどうすれば良いかや,どうしてこのような反応をしたのかについて話すことで,理解を深めていきます。このように,先生方だけでなく同級生からの意見も聞けることでとても知見を深めることでき,興味深い時間でもあります。
大変なことも多い試行面接ですが,大学生の方に時間をいただいておこなっていることなので,少しでも多く学び,成長できる場となりました。これを活かして後期にある試行面接5回法や,その後のケースも頑張っていきたいです!!