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学科ニュース
韓国でアンケート調査をしてきました~卒業論文報告~
社会臨床心理学科教員の堀内聡です。
このブログを読んでくださっている皆様はいかがお過ごしでしょうか。社会臨床心理学科の4年生は卒業論文に取り組んでいます。
卒業論文では、自分の関心があるテーマを見つけ、実際にデータを取り、結果に基づいて言えることを言う、という作業をします。この過程では知識だけではなく、様々な経験が得られます。今日は卒業論文の完成に向けて頑張っている学生の活躍をお伝えします。
堀内ゼミでは4名の学生がチームを組み、韓国の働く人の幸せを研究しています。「なぜ韓国?」と思われると思います。2名の学生が2年生の時に4ヶ月間,韓国のインジェ大学に留学をしました(注)。留学の中で日本との違いを感じたようで、特に「仕事に対する価値観が異なっていると感じた」とのことです。例えば,韓国では①新卒一括採用がない,②即戦力が求められるため,卒業後に専門的な知識を得ようと勉強する人が多い,とか。
4名の研究課題は「短縮版勤労者幸福尺度」という中国で作成されたアンケートを韓国語に翻訳して、実際に実施してみて、回答しやすいアンケートになっているかを確認ことです。アンケート調査をする時は、協力してくれる可能性がある人に趣旨を説明して、協力をお願いする必要があります。2名の学生が現地に行ったのですが、韓国語で説明をして、40名以上の韓国人労働者から協力を得ることができました。その結果、回答しやすいアンケートになっているかを確認できました。
現地に行った2名の学生から感想を頂きましたので紹介します(一部抜粋)。
Aさんの感想:
今回、他言語での調査でアンケートが集まるか不安だったが、留学時代の友人やその友人、先生が協力してくれて集めることができ、人との繋がりの大切さや温かさを感じた。今後、外国人の手助けができる機会があれば積極的に交流し、お互いの国について知りたいと感じた。
Bさんの感想:
韓国で調査するにあたって異国の地ということもあり心配をしていたが、現地でも暖かく私たちを迎えてくださり親切にご指導いただけたことがとても印象に残っている。 また、留学していた際にお世話になった先生にも2年越しにもう一度ご挨拶することができ人と人との交流には国籍は関係ないと実感し感無量だった。
卒業論文は自分が興味を持っていることを探求できる絶好の機会です。機会があれば、ぜひチャレンジしてみてください。写真①②は2名の学生が留学した大学、写真③は空港、写真④はレストランで撮影した写真です。
注:比治山大学では提携している韓国の大学に留学することができます。



