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現代文化学部|社会臨床心理学科

学科ニュース

修士論文発表会が行われました

2026年02月20日 カテゴリー:学科紹介

社会臨床心理学科教員の堀内聡です。

2月9日に、本学にて修士論文発表会が開催されました。
修士論文発表会は、大学院生が2年間かけて取り組んできた研究成果を発表する、学びの集大成ともいえる大切な行事です。公認心理師として人の心に向き合う仕事では、目の前の出来事に対応する力だけでなく、「なぜこのような状態が起きているのか」「どう関わることがよりよい支援につながるのか」を考える力が大切になります。
大学院で研究に取り組む経験は、資格取得後も一人ひとりに合った支援を考え続けるための、確かな土台となります。


当日は、指導教員や在学生が見守るなか、発表者一人ひとりが自分の研究テーマについて分かりやすく説明し、質疑応答にも真剣に向き合っていました。会場には、緊張感の中にも達成感と温かさが感じられる雰囲気が広がっていました。

写真②修論発表会.JPG 写真③修論発表会.JPG 写真④修論発表会.JPG

発表内容の紹介
 今年度は、「人の心」や「社会のあり方」を心理学の視点から考える、身近で現代的なテーマの研究が発表されました。ここでは、その一部を簡単にご紹介します。

 1つ目の研究は、「この社会は公平なのか?」という考え方が、外国人、高齢者などを支援する制度への賛否とどう関係するのかを調べたものです。調査の結果、「最終的には公平な社会になるはずだ」と考える人ほど、支援制度に前向きな傾向があることが分かりました。

 2つ目の研究では、「人と仲良くなりたい」「評価されたい」「失敗したくない」といった、友達を関わる際に持つ目標の持ち方の組み合わせに注目しました。その結果、目標の持ち方によって、ストレスの感じやすさや日常の経験が異なることが分かりました。

 3つ目の研究では、働く人の幸福感や心の充実度を、短い質問で分かりやすく測れる日本語の尺度を作成しました。質問数が少なくても信頼できる結果が得られることが確認され、今後は企業や職場でのメンタルヘルス支援など、実社会での活用も期待されます。

発表会を通して感じたこと
 修士論文発表会では、自分で問いを立てる力、データをもとに考える力、分かりやすく伝える力といった、社会に出ても役立つ力がしっかりと育まれている様子が感じられました。


 修士課程の皆さん、本当にお疲れさまでした。今後の活躍を心から応援しています。

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