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比治山大学 比治山大学短期大学部
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健康栄養学部|管理栄養学科

在学生・卒業生・教員対談

「比治山生」の先を先輩と教員に聞く! HIJIYAMA TALK

卒業生ゲスト'19年卒 山田有莉さん(企画開発)株式会社山豊

学生×卒業生×教員で話す、進路と就職活動の正直なトコ。

身についた企画力やプレゼン力などの
総合的な力は何をするにも役立っています。

[写真左]教員 寺岡 千恵子 教授  [写真中]学生 佐々木 美南さん 4年※ ○広島県立呉昭和高等学校出身※取材当時の学年です。  [写真右]卒業生 山田 有莉さん '19年卒 ○愛媛県立今治北高等学校出身

実習を通して食と栄養に関する実践経験を積むとともに、考える力やプレゼン力など総合的な力も磨く。

佐々木
高校生の頃、大学の進学説明会で管理栄養士という職業があることを知り、料理が好きだったので興味を持ち、比治山に入学しました。
山田
私も高校の先生から管理栄養士の存在を教えてもらい、資格を取ろうと入学しました。現在は、食品会社で商品の企画や開発をしています。
寺岡
どんな授業が印象に残っていますか?
佐々木
学生主体で献立作成から栄養管理、食材発注、調理、提供まで行う「給食経営管理実習」です。これまでの講義で学修してきたすべての内容が活かされていることが分かり、学びの振り返りになりました。臨地実習では1000食を超える大量調理を行い、貴重な経験になりました。
寺岡
実習は、授業で修得した知識の理解と定着を目指すのはもちろん、企画力に始まり考える力、まとめる力、プレゼンテーション力など総合的な力も磨いていけるのがポイントですね。
佐々木
実習や授業で何度もレポートをつくるうちに、分からないことや気になったことをすぐに調べるようになりました。自分で調べると新しい発見があって知ることが楽しいと思うようになり、探求心を身につけることもできたと思っています。
寺岡
山田さんは学生時代を振り返ってどうでしたか?
山田
業務で食品表示をつくる機会が多いので、授業で栄養価計算や公衆衛生について学んだことは直接活きています。エクセルなどのパソコンスキルを学ぶ講座も、資料作成時に役立つので受講しておいてよかったですね。ゼミでは今勤める会社での工場見学や、商品を使って居酒屋メニューを提案したことが学びになりました。
山田
2年生の頃から合同説明会へ行って、企業研究しました。
佐々木
山田さんは国家試験の対策はいつから始めましたか?
山田
本格的に始めたのは4年生になってからで、過去問を解いたり参考書を読んだりしました。私は家での勉強は集中力が続かなかったので、おしゃれにノートをまとめている人のSNSを見たりして、視覚的な部分でモチベーションを上げたりしていました。
寺岡
学科では気軽にできる試験対策システムを導入しています。先生が1日3問ずつ出題するので、それをスキマ時間に毎日コツコツ解けば知識を増やせると思いますよ。スマホで簡単にできるから、通学時間に勉強している学生もいますよ。
佐々木
空き時間を使ってできるのがいいですね。私もやってみようと思います。山田さんは今の会社で働こうと思ったきっかけなどはありますか?
山田
食や栄養について学んでいたので、食品メーカーに勤めたいと漠然と考えていました。2年生の頃から合同企業説明会に足を運んだりしてさまざまな会社を知る中で、今の会社に決めたのは、ゼミで会社との交流があってお世話になり商品開発に興味を持ったことや、色々教えていただき一緒に働いてみたいと思ったことが理由です。就職活動では企業研究や自己分析は友人と一緒にやっていました。面接などの本番は一人ですが、準備は周りの人と協力しながらやった方が刺激をもらえて良かったですね。
佐々木
周りの人に信頼してもらえる管理栄養士になりたいです。
寺岡
佐々木さんは、今の時点で興味のある分野はありますか?
佐々木
保育園や食品会社を考えていますが、就活の時期が違うのでどうしようかと悩んでいます。
寺岡
一般企業の就職と比べて保育園の求人募集は遅いですね。4年次は就活と臨地実習、国家試験勉強のバランスが難しいけど、自分の満足のいく結果がでるようにしてほしいです。
佐々木
山田さんは、仕事のやりがいはどんなところで感じますか?
山田
自分の考えた商品が評価されるとうれしいです。以前、漬物グランプリで受賞したんですが、営業部や生産部など多くの人が関わってくれたからこその受賞でもあり、仕事って一人ではできないんだと感じて感謝の気持ちが生まれました。イベントに参加した際は、お客さまの声を直接聞くことができます。試作段階で味についてなど悩んだり考えてしまうことも多いので、お客さまに「美味しかったよ」と言っていただくととても励みになります。
寺岡
比治山で身につけたことが社会に出てからも活かされて、山田さんの頑張りとともに形になっている話を聞くとうれしいですね。これからも食を通して人の健康をサポートするという視点を大切に、地域に貢献していってほしいと思います。
佐々木
私も仕事仲間や連携職種の方、対象者や利用者の方に「この人になら相談したい」「この人なら大丈夫」と信頼してもらえる管理栄養士になれるよう、頑張りたいと思います。

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