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健康栄養学部|管理栄養学科

学科ニュース

地域の方へ「食べ物を噛みやすくする調理の工夫」を紹介しました

2022年11月23日 カテゴリー:学生の活動

 公衆栄養学ゼミでは「噛む力が低下した方への食事の提案」というテーマで地域課題研究に取り組んでいます。加齢とともに噛む力が低下して噛みきることが難しくなった食品を、食材を繊維を断つように切る、下茹でをするなどの調理の工夫で少しでも食べやすくなるレシピを考案しています。
 今回、そのレシピを利用した調理実習を、3つの料理教室の場をお借りして行いました。料理を実際に作って食べていただき、工夫を加えたものとそうでないもの(普通の調理方法)の、噛み切りやすさの違いを比較する体験をしていただきました。

写真① (2).jpg

                         【料理教室1回目】

写真② (1).jpg

                         【料理教室2回目】

写真③.JPG

                         【料理教室3回目】

 参加者様に作っていただいた料理は、
・きゅうりの酢の物
・鶏肉と玉ねぎのポン酢炒め
・コールスロー
・油揚げポテト
・牛もも肉のやわらか煮
 の5品です。コロナ禍の中での実施であったため、2会場は出来上がった料理を持ち帰ってから食べる形式でした。
 実際に調理をした方からは、「このような工夫方法があることを知らなかった」などのお声をいただき、情報を発信していくことの重要性を学ぶことができました。また、高齢者の方がこうした情報を得ることは、健康への取り組みだけではなく食べる楽しみにつながると思います。私たちは、噛む力が低下した場合でも、調理に工夫を加えることで食事の幅が広がることを知っていただき、実践してもらえるようにこれからも研究を進めていきたいと思います。

写真④.jpg

                         【左:工夫なし、右:工夫あり】

参加された皆様には、食べ物の噛み切りやすさに関するアンケートにもご協力いただきました。調理実習に参加していただいた皆様、また、実施するにあたりご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

健康栄養学部管理栄養学科 4年 公衆栄養学ゼミ 有根元・小橋

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