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健康栄養学部|管理栄養学科

学科ニュース

「給食経営管理実習Ⅰ」の授業を紹介します!その5

2022年06月24日 カテゴリー:学科紹介

3年生前期の「給食経営管理実習Ⅰ」の授業で作成提供した献立をご紹介します。(提供日6/24(金))

〈テーマ〉スタミナランチ

〈献立名〉
・ごはん
・麻婆豆腐
・中華風ナムル
・リャンバンハイチオ(くらげの酢の物)
・トマトとささみのスープ
・ごま団子

ニュース用写真.JPG

 
 今年は空梅雨ですが、気温も湿度も上がり体調を崩しやすい季節となりました。暑い季節になってくると食欲減退がみられます。夏バテ予防のために、スタミナのつく食事を摂る必要があります。
 スタミナのつく食事と聞くとがっつりお肉を食べるというイメージがあると思いますが、実はとある栄養素をしっかりと摂取することで普段と同じ食事量でも体力が落ちにくくなります。その、とある栄養素とは…
ビタミンB1やB2です。

 今回私たちはビタミンB1とビタミンB2を多く摂取できるように献立作成を行いました。ビタミンB1は糖質をエネルギーとして利用するために必要な栄養素、ビタミンB2は糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーとして利用するために必要な栄養素です。
 今回の献立1食で1日に必要なビタミンB1の約50%、ビタミンB2は50%弱を摂取することができます。また麻婆豆腐に使用しているニラやニンニクは、ビタミンB1の吸収を助ける作用があります。

ニュース用コラージュ.jpg

 夏バテを予防するための工夫も取り入れました。
その① 酸味を効かせる⇒リャンバンハイチオ(くらげの酢の物)、トマトとささみのスープ
 リャンバンハイチオではレモン果汁、トマトとささみのスープではトマトの酸味を使用しました。酸味のある食品や料理を食べると唾液の分泌量が増加し、味を感じやすくさせる効果があります。

その② だしのうま味を効かせる⇒麻婆豆腐、トマトとささみのスープ
 麻婆豆腐では椎茸だし、トマトとささみのスープではコクを出すために中華だしを少量使用していますが、ささみから出てくるうま味も生かしています。だしのうま味を効かせることで料理に風味が加わり、少量の食塩でも美味しく食べることができます。

その③ 香辛料や香味野菜を利用する⇒麻婆豆腐、リャンバンハイチオ、トマトとささみのスープ
 麻婆豆腐では、豆板醤、甜麺醤、花椒、ニラ、ニンニク、リャンバンハイチオでは唐辛子、トマトとささみのスープではしょうがを使用しました。香辛料や香味野菜はグレリンというホルモンの分泌を促し、食欲を増進させる作用もあります。

管理栄養学科3年5班 赤羽・川上・空下・松林・古本

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