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健康栄養学部|管理栄養学科

学科ニュース

「くらはし野菜の王国」を見学させていただきました

2023年02月07日 カテゴリー:学科紹介

 2023年2月7日(火)に寺岡ゼミ3年生と来年度から寺岡ゼミに所属する2年生が、広島県内産の食材を深く理解するため、本学理事の赤川安正先生からご紹介いただき広島県呉市倉橋島にある農園「くらはし野菜の王国」を見学しました。
 「くらはし野菜の王国」農園の高本様から、美味しい野菜にするには、品種の選び方が大事であること、そして低農薬や科学的な考察をもとに細部にまでこだわった野菜作りについてご教授いただきました。また、農園の野菜を試食させていただきました。

管理 倉橋写真①.JPG

【試食の様子】

管理 倉橋写真②.JPG

【農園の野菜】

管理 倉橋写真③.jpg

【左:赤カブ 右:あくまトマト】


農園の代表野菜は「あくまトマト」です。このトマトはホルモン剤を使用せず、ミツバチに受粉させて生産しています。トマトの糖度が8度以上あるとフルーツトマトと呼ばれますが、あくまトマトは糖度が12度以上になることもあり、甘みの強いフルーツトマトでした。
トマトの原産地はアンデス高地であり、強い光を好み、生育適温は低いので、収穫の最盛期は、冬から春先(2月中旬から4月中旬)にかけて多く収穫されることを学びました。

管理 倉橋写真④.jpg

【農園見学の様子】
冬に気温が低くなっても葉や茎、根が凍らないように植物は糖やアミノ酸を組織内に蓄えていること、そのため冬に野菜が甘くなるのは野菜自身が身を守るために備えている防衛策ということを教えていただきました。実際に、畑のほうれん草をそのままちぎって食べると...茎の甘さに驚きました!甘いほうれん草を食べたのは初めてでした。


 「くらはし野菜の王国」で栽培されている野菜はすべて土耕で栽培されており、それぞれの野菜に手間と時間がかけられているので、呈味成分などが蓄積されて味付けしなくても甘く、野菜本来の味が濃く感じられ、おいしく食べることができました。


 今回の見学を通して、「あくまトマト」などのように甘くおいしい野菜の栽培方法や、水耕栽培では味わえない野菜のおいしさを知ることができました。今後は規格外(栽培の過程で廃棄するものも含む)となった地場産物を有効利用したジャムなどのレシピ考案をしたいと考えています。
 お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、私たち学生のために野菜を学ぶ場を提供いただいた「くらはし野菜の王国」農園の高本様、ありがとうございました。

管理栄養学科3年 寺岡ゼミ 古本

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