【献立のポイント】
　貧血の予防になる“鉄”を多く含む食材を献立に取り入れ提供しました。鉄が不足すると鉄欠乏性貧血になりやすく、特に女性は月経があることから、より意識して鉄を摂取する必要があります。鉄は、動物性食品に多く含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品に多く含まれビタミンCやたんぱく質などと一緒に摂取することで吸収率が上がる「非ヘム鉄」の2種類があります。
　今回の給食では、ハンバーグに非ヘム鉄を含むひじきを、マンハッタンクラムチャウダーにヘム鉄を含むあさりを使用しています。さらに吸収率を上げるビタミンCはみかんに、たんぱく質はハンバーグに多く含まれます。またキャロットラペに使用した酢も胃を刺激することにより吸収率を上げるため、効果的に鉄を摂取することができます。成人では、1日約9mgの摂取が推奨されていますが、この献立では8.8mgの摂取ができ、1日の97.8%を占めています。

　喫食者の方々からは、「この献立のハンバーグで手軽に鉄が摂れてよかった。」、
「自宅でも、ハンバーグにひじきを入れて鉄を摂ろうと思った。」などという感想がありました。

　他にも、小松菜や豚レバー、焼きのりなどにも鉄は豊富に含まれています。普段の食事に意識して鉄を取り入れ、貧血を予防しましょう。