今回は、アレルギー児への対応として乳製品を使用せず、カルシウムを十分に補えるよう工夫した献立としました。具体的には、豆腐を使用したつくねや小松菜の白和え、かぶとチンゲン菜のスープ、フルーツポンチを組み合わせ、基準のカルシウム量を摂取できるよう配慮しました。

また、園児さんが食べやすいように人参を星形に型抜きしてスープに入れたり、つくねやフルーツポンチの白玉、スープの具材の大きさを小さくしたりしました。
給食は園児の皆さんと一緒にいただき、その様子を見せていただきました。初めて見る料理に不安そうな様子を見せながらも、一口は頑張って食べてくれる姿や、「おいしい！」と笑顔で完食する姿を見ることができ、とても嬉しく感じました。

　
　今回の献立で特に人気が高かったのは、「さつまいものソテー」でした。さつまいもの自然な甘さが食べやすかったようで、「あまくておいしい」と箸がよく進んでいました。また、フルーツポンチも人気があり、楽しそうに食べる様子が見られました。色彩や白玉の大きさや、柔らかさに配慮して調理した甲斐がありました。

今回の取り組みを通して、食事中の声かけや雰囲気が、園児の食べ方に大きく影響することを学びました。また、子どもと一緒に食事をして、寄り添った関りを持つことや、食べやすい切り方・加熱方法などの工夫の重要性がわかりました。今回の経験を、今後の調理や献立作成に活かしていきたいです。


（おまけ）最後は子どもたちとハイタッチ！

管理栄養学科　3年　5班