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現代文化学部|マスコミュニケーション学科
学科ニュース
ガイド、映画のように展開
2021年10月01日
カテゴリー:学生の活動
「世界遺産の観光学Ⅱ(平和遺産)」で、外国人向けサイクリングガイド事業sokoiko!を始めたmint代表の石飛聡司さんの話を聞いた。
広島への観光は、宮島か平和公園の日帰りがほとんど。それが残念で、宿泊の選択肢が加わる「プラス3時間」のコンテンツを考えた。地元の人だから知っている「ガイドブックに載っていない旅」を提供している。
「ピースツアー」では、「今日の8時15分に何をしていましたか」との問いかけから始め、戦前→戦時中→戦後のポイントをたどっていく。「楽しかった」だけでなく「感動した」という声が多く寄せられ、涙を流す人もいるという。
利用者は、1年目の60人から3年目には1000人までに増えた。多少高くても満足のいくサービスを作ろうと、ガイドには接客の要素を取り入れている。客が食い付いた内容によって中身も変えていったり、観光案内に起承転結をつけて「映画のような展開」を意識したりしている。
トリップアドバイザーという世界最大の旅行口コミサイトでも高く支持され、優れたサービスで1%にしか与えられない認証を獲得した。
コロナで予約キャンセルとなったのを逆手に取って、日本人向けにオンラインツアーを企画した。今後はsokoiko!を全国、そして世界中に広げたいという。
「やりたいと思えば何とかなる」という強い言葉が印象に残っている。自分で行動できるようになりたいと思えるお話だった。

3年 大村 亜依里