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現代文化学部|マスコミュニケーション学科

学科ニュース

中国3県 学生フォーラム2023 (岡山県西粟倉村)

2024年04月02日 カテゴリー:学科紹介

 マスコミュニケーション学科観光振興ゼミです。
国土交通省の外郭団体である(一社)中国建設弘済会が主催する「中国地方学生フォーラム」が、コロナ明けで4年ぶりに、11月18日(土)~19日(日)に開催されました。今年度は岡山県をフィールドに、岡山県(岡山大学・大学院、岡山理科大学の15名)鳥取県(鳥取大学、公立鳥取環境大学の5名)広島県(当ゼミ8名)の学生28名、各県関係者や国交省中国地方整備局を含め総勢48名による1泊2日の開催となりました。
 本学は初めての参加となります。昨年度まで取り組んできた国交省「水の里の旅コンテスト」が2022年度で終了となった後、受賞実績を評価頂き、都市工学や環境学科の学生が集結する場に「観光視点」を期待されての参加となりました。
3県の学生には、合流までの行程で、岡山県内の道の駅2箇所と夢街道ルネサンス認定地区を現地調査するというミッションが与えられます。当ゼミは、道の駅「笠岡ベイファーム」、山陽道矢掛宿、道の駅「あわくらんど」を担当しました。


■1日目

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 山陽道矢掛宿の街並み散策の前に、道の駅「山陽道やかげ宿」でヒアリング調査を実施しました。
この道の駅は隣接する商店街を飲食・物販ブースとして捉え、歴史的な街並みと一体となった全国でも数少ない「まるごと道の駅」です。お洒落な休憩・情報発信地となっている道の駅内の一室で「古民家再生と分散型ホテルによる観光振興」というテーマで興味深いお話を伺いました。頂いていた時間をかなりオーバーしましたが、お話下さった関係者の方が「学生からこんなに質問があるとは思わなかった」と講評頂きました。

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 午後、参加者全員が道の駅「あわくらんど」(写真割愛)に合流した後、西粟倉村大茅地区に向かいました。ここでは大茅地区活性化協議会会長から、大茅地区の歴史をはじめ、5年程前より芝桜を植え「おおかや芝桜公園」を作り、多くの来訪者を迎えているという活動報告等を伺いました。講演後ゼミ学生も個別にヒアリングを実施。またこの場では地元女性関係者の方々から、美味しい手作りシフォンケーキと暖かいコーヒーのおもてなしを受け、窓から見える田園風景を望みながら地元の暖かさに触れた時間となりました。

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 早朝よりワークショップが始まり、まずは3県の学生達が合流するまでに与えられたミッションである現地調査結果を取りまとめ、報告するという作業です。1時間以内という制限の中で膨大な写真の整理と報告する要点のすり合わせはかなり大変で、国交省関係者の方々が時折覗き込まれて緊張もしました。ですが、訪れた道の駅の特徴と地域への波及効果などよくまとめたプレゼンだったと思います。

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 次は、3県の学生が混合チームを作り、テーマを設定し課題解決について意見交換する作業に入ります。「今後の道の駅の在り方」「周遊観光」「関係人口」など、扱いやすいようで実はとても難しいテーマを設定したものだと感じましたが、2日間の行程の中で見聞きしたことを踏まえ、学生ならではの発想で取組んでいたことがとても印象的でした。また広域観光の視点や、地域ならではの環境を重視した視点、公共交通の視点、デジタル活用の視点など、学生達の所属学科の違いが上手く反映されていたのも興味深い点でした。


マスコミ①⑤.jpg

 初めての参加でしたが、他大学から受けた刺激は今後の糧になるでしょう。現地関係者や中国地方整備局の皆様にもこのような機会にお声を掛けて頂き感謝しております。ありがとうございました。
来年度は、瀬戸内海の島嶼部、山口県周防大島がフィールドと伺っています。岡山県、山口県、広島県の山陽側3県の学生達により開催される予定とのこと。楽しみにしております。



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