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現代文化学部|マスコミュニケーション学科

学科ニュース

「令和5年度総合的な探求の時間 “みち”をひらく発表会」での基調講演

2024年04月05日 カテゴリー:学科紹介

マスコミュニケーション学科観光振興ゼミです。
 2024年1月17日(水)岩国市美和町の文化会館である「ハーモニーみわ」大ホールにて開催された、「令和5年度総合的な探求の時間 “みち”をひらく発表会」(山口県立岩国高等学校坂上分校・広瀬分校主催)において、基調講演をさせて頂きました。昨年度の大学主催イベントで当時4年ゼミ生による活動報告を聞かれた岩国高等学校関係者様より、研究室に基調講演依頼を頂き3名の学生と伺いました。演題は「地域へのリスペクト~研究室の活動事例から~」です。
 90分の中で、まず「なぜ地域へのリスペクトが必要なのか」について、山口県の過疎指定地域状況とその課題と価値の捉え方、今必要とされる「関係人口」を引きこむためには地域住民自ら地域を良くしようする意識が必要であること等を、教員から20分程紹介しました。
 その後、3名のゼミ生より40分かけて、ゼミ活動で取組んだ国交省「水の里の旅コンテスト」受賞企画について、企画コンセプト・ターゲット・旅程・地域への波及効果・企画の継続性等をまとめるまでにどのような準備をして臨んだか、その過程において何を重視してきたか等報告しました。2018・2020年の受賞分については既に学生は卒業していますので、後輩がその記録を基に報告しました。

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 3名の学生報告の最後には「地域へのリスペクト」という演題について、1人ずつ3分程度、高校生に向けてメッセージを伝えました。出身地域の魅力や価値といったものにはあまり関心が無かったが、大学で多くの地域を調査する中で、いつしか自分の出身地域の価値をきちんと自覚するようになり誇りに思えるようになった、旅行会社への就職が内定しているが、その中でも「地域活性化」事業に係れるようになりたい。地域の良さを捉えられるよういろいろな地域で多くの体験をしてほしいなど、しっかりした口調で聴きごたえがあったと思います。
 その後、15分程度、教員から「地域へのリスペクト」実践ポイントとして、「地域へのリスペクト」とは「地域に対する感受性を高めること」であり、その方法について話しました。
 そして最後10分で紹介したのが、2022年3月に卒業したゼミ生達が制作した動画「三次市鵜飼500年目へ継ぐ若者の思いと夢」です。三次市出身の学生が地元観光資源の課題に挑戦したという内容は、この基調講演の最後に相応しいと思い紹介しました。
(ページ下部のリンクをご確認ください)



会場で聴講された生徒さん達からの感想の一部を紹介します。
・3人の大学生も自ら行動して過疎地域に足を運んでいてすごいなと思った。私も3人の方のような大学生になりたい。
・3人の大学生はしゃべる量が多いのにハキハキし声の大きさもよく聞きやすかった
・こんなに地域について考えたことがなかったので、大学生ってすごいなと思いました。
・過疎化が進む地域でもそこにしかない魅力や伝統文化があることを知ることができた。美和町のこともまだまだ知らないことがたくさんあるのかなと思った。
・今まで自分が住んでいる地域にあまり良い印象を持っていなかったが、今回の講演を聞き、自分の住んでいる地域の良いところを探してみようと思った
・地域の見方というものの大切さを説かれたと思うが、それは全てに通じる話だと思った。何事も下調べをして、その上で見て感じて考えて、やっと自分のものになるんだということを理解できた。
・今まで人口が少ない地域は「最近のはやりについていけない地域」としか思っていなかったが、今日の講演を見聞し、人口の少ない地域だからこそ出来ること、気付けること、知ることがあるということに気付けた。

お声を掛けて下さった岩国高校坂上分校の先生方、また会場でお声を掛けて下さった関係者の皆様、
ありがとうございました。学生にとって貴重な機会を頂きました。

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