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現代文化学部|マスコミュニケーション学科

学科ニュース

2024年度 比治山大学公開講座≪広島県の資源力再考:番外編≫ ~島根県奥出雲町の資源力まるごと体験~たたら製鉄と先人の知恵に学ぶ~  2024年10月12日(土)開催

2025年02月18日 カテゴリー:学科紹介
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                 広大な棚田景観を楽しめる福頼棚田展望台で集合写真


マスコミュニケーション学科観光振興ゼミです。
当ゼミでは、市民の方々が県内の地域資源を巡り体験し魅力を再発見できる講座「広島県の資源力再考」シリーズを、観光を学ぶ3年ゼミ生が企画立案し、例年本学の「公開講座」として開催してきました。企画立案から事前準備等をふくめ、当日の誘導・車内レクなど、そのほとんどをツアーコンダクター役であるゼミ生が担います。
今回は広島県のお隣、島根県奥出雲町で番外編です。テーマは「島根県奥出雲町の資源力まるごと体験~たたら製鉄と先人の知恵に学ぶ」。当ゼミが国交省主催「水の里の旅コンテスト2022」において最優秀賞(学生部門)を受賞し、2023年度商品化に至ったご縁のある地域です。奥出雲町は島根県の東南端に位置し、たたら製鉄に由来する豊かで多様な自然環境と景観に恵まれ、産業、歴史、文化に彩られた、人口10,947人(2024年1月1日推計)の魅力的な町です。今回は商品化企画には無いコンテンツを取り入れました。当日は広島駅新幹線口→道の駅高野→羽内谷鉄穴流し現場見学→福頼棚田展望台→奥出雲蕎麦(昼食)→奥出雲たたらと刀剣館での体験学習→奥出雲おろちループ→道の駅奥出雲おろちループ→木次線三段式スイッチバック乗車体験→奥出雲横田駅→広島駅新幹線口というように、奥出雲が誇る循環型農業のしくみと高度な土木技術から先人の知恵に触れることが出来る行程です。例年は定員の20名ほどが参加して下さいますが、今年度は20名に対し、70名弱の希望者があり、抽選となるほどの大人気ツアーとなりました。

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効率よく砂鉄を採取する比重選鉱方法である鉄穴流し(上左)や、たたら炉の構造模型(上右)に関心が集中しました。大人気だった木次線三段式スイッチバック乗車体験(下左)と奥出雲そば(下右)。昼食は事前の現地調査で、店舗に学生が要望した特別メニューです(仁多米塩むすび・豆腐・奥出雲横田小そばのセット)。


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 当日配布用に「旅のしおり」を作成しました(上左)。このしおりはA4サイズの両面14枚で、旅のポイント、メンバー紹介・奥出雲町について・行程&スポット紹介、そして事前調査で現地ガイドさんから教えて頂いた出雲そばの美味しい食べ方をイラストで紹介したページもあり、情報盛りだくさんの仕上がりです。参加者の皆さんは片手にしおりを持ちながらの学ぶ旅となりました。3名の学生は終始参加者に寄り添い、配慮を忘れず頼もしい限りでした。8月に実施した現地関係者との打ち合わせも徹底したものでした(下中)。

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今回の公開講座については、3年ゼミ生は制作しているラジオ番組「ひろしまコンパス」の第3回放送(2024年10月26日放送)のテーマでもあったため、帰途につく参加者の皆様から感想を頂きました。

【参加者からの感想】(抜粋)
・企画内容が大変良く、とても楽しかった。バスレクには学生らしい可愛さもあって和みました。
・講座の内容が充実していたのはもちろんのこと(パンフレットも含めて)、スタッフの皆さんの好感の持てるお人柄に惹かれた。旅にはおもてなしの気持ちがなくてはと実感しました。
・比治山大学の学生のきめ細かい旅行内容に感心しました。このような内容の濃い企画はこれまでありませんでした。来年が楽しみです。
・企画して実行することは学生さんにとってとても有意義なこと。準備は大変ですが、学生さんが楽しんで取り組んでいるように見えました。最近の観光はストーリー性が大切と言われていますが、今回はそのストーリー立てが出来ていたと思います。
・旅行会社のツアーと違い、大変勉強になり興味深く参加して楽しかったです。学生さんも親切で優しく有難く感謝します。大学を身近に感じました。
・机上の学習でなく、現場に足を運んで知識を得ることに久々に気持ちの高揚を覚えた。知的好奇心をいたく刺激されたツアーだった。学生諸君の奮闘に感激、多謝。
・これまで何度か日帰りツアーに参加したが、今回のように心に響き楽しかったのは初めて。

多くの関係者の皆さん、当日ご参加下さった皆さん、大変お世話になりました。
ありがとうございました。

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