学生一人ひとりに制作スペースがあって、好きなように机や椅子を配置して制作できます。
外には枇杷や栗、柘榴の木があり、春にはウグイス、夏には蝉の声がよく聞こえる、自然が近い素敵なアトリエです。

日本画コースでは主に岩絵具を用いた作品制作を学んでいます。
岩絵具とは主に天然の鉱石などを原料とした顔料系の絵の具で、単体では絵の具として使えないため膠（にかわ）と言う動物の皮から作られた接着剤を使います。

今まで使ったことのあるチューブの絵の具とは全く違っていて扱いがなかなか難しいですが、岩絵具の独特の色の重なりを使いこなせるようになるととても楽しいです。



現在、私たちは2月にある卒業制作展に向けて作品を制作しています。
エスキース（下絵）から草稿（下書き）に移ったところで、制作段階としてはステップ1といったところでしょうか。個人の進捗にはなりますが次回、またお知らせできたらと思います。

次回の日本画コースブログでは制作の工程についてと、日本画の醍醐味、箔についてお話ししたいと思います。