学科ニュース
授業紹介:ポートフォリオ制作<マンガ・キャラクターコース>
マンガ・キャラクターコース2年次生前期のイラスト・キャラデザ志望者への最終課題は「ポートフォリオ制作」です。
昨年度、美術科に入学してから現在までに制作した作品を整理・ピックアップして、自分のポートフォリオ(作品集)を制作します。
1年前の作品でも、見返してみると成長がとても見て取れます。
過去の作品を掘り起こす作業では、学生たちから「恥ずかし~!」「黒歴史」「下手すぎて見たくない!」といった阿鼻叫喚が起き、毎年この時期、マンガ・キャラクターコースの風物詩となっています。

そんな学生たちの気持ちをよそに、教員は淡々とポートフォリオ制作で使用するAdobe「InDesign」の使いかたについて説明していきます。

InDesignは、Adobe社が提供するDTP(DeskTop Publishing)ソフトウェアで、主に複数ページにわたる冊子や書籍を制作するためのページレイアウトを行うソフトです。
普段学生たちはお絵かきソフトの「CLIP STUDIO PAINT」や「アイビスペイント」を使用しているため、InDesignを初めて使用する学生も多く、基本操作に悪戦苦闘していました。


教員手作りのテキストを片手に、いろいろなツールを試してみながら形にしていく学生たち。
ポートフォリオでは、作品ごとにタイトルや制昨年、使用ツール、コンセプトなどの情報を記載していきます。
絵を描くのは好きだけど、文章を書くのは苦手な学生も多く、「タイトルなんてないよ~」「コンセプトの説明が難しい…」と、さっそく次の壁にぶち当たっていました。
ですが、作家になるにしろ、就職するにしろ、自分がしたことはきちんと自分で説明できなければいけません。
このポートフォリオ制作の課題では、そうしたことも目的の一つとして取り入れています。
素敵なポートフォリオが出来ますように!
