英語圏やアジア圏など広く国際的な視点から、多様性の中でコミュニケーション力を磨く。
- 向井
- 幼い頃から海外に興味があり、客室乗務員にも憧れがありました。入学後、学内でエアライン講座に参加して改めて将来の進路として目指そうと思い、エアラインスクールにも通っています。
- 平本
- 私はK-POPが好きで韓国語を現地で学びたいと思いました。比治山は単位が取得できる交換留学プログラムがあったので進学しました。
- 佐々木
- 平本さんは実際に、韓国のインジェ大学へ留学したよね。
- 平本
- はい、3年次に半年間留学しました。さまざまな国の人と交流することで、初めて会う人でも積極的に会話できるようになりました。
- 佐々木
- 向井さんも1・2年次で留学したよね。
- 向井
- はい。1年次は韓国に行き、語学はもちろん課外授業の料理や伝統芸能、K-POP、ダンスをするなど充実していました。2年次はアメリカのカリフォルニア州立大学にオンライン留学しました。Zoomで現地の学生と一緒にグループワークをしたり日本語を教えたりして、コロナ禍でも世界と関わりながら学べる環境がよかったです。
- 佐々木
- そうですね、カリキュラムや留学制度は時勢に合わせてベストな形で準備しています。ここ数年は特に韓国をはじめ東アジアに興味を持つ学生が多いですが、この学科は国際という広い視点から英語圏についてもアジアについても学べるのが魅力ですね。
多彩な業界と関わる仕事なので、自分の見識が広がります。
- 向井
- 就職活動はどのように進めましたか？
- 平本
- 私は留学後に就活を始めました。3年次の1月ごろから就職支援サイトで企業研究をして、営業職と地元の呉で働ける可能性がある企業に絞って会社説明会やインターンシップに行きました。
- 向井
- 大学生活で得た言語スキルや留学経験を活かして航空業界で働きたいと考えているのですが、平本さんは語学を活かす業種や職種は考えましたか？
- 平本
- 留学最後の1週間、韓国の企業でインターンシップをして、韓国語は仕事ではなく自分の好きなこととして楽しもうという考えになったので、就活では考えませんでした。今はICT機器を使った環境改善の提案を行う営業職として働いています。多彩な業界のお客さまと接することで自分の見識が広がる楽しさがあり、お客さまのニーズに応えられたときはやりがいを感じますね。
- 向井
- 就活中のモチベーションは何でしたか？
- 平本
- 休むときは休んで、好きなK-POPに触れたりしてリフレッシュしました。就活中も好きなことを諦めないのは大事だと思います。
今と未来に活かせる力を磨いていきたいです。
- 佐々木
- 大学で学んだことの中で、社会に出てから役立っているなと感じるのはどんなこと？
- 平本
- 留学時にさまざまな国のいろんな世代の人と話すとき、文化が違うことを意識しながらコミュニケーションをとっていました。振り返ると、語学はもちろんですが日本と海外の違いを知ること、異文化理解への関心が私の学びの土台になっていたのかなと感じます。語学力を活かす仕事でなくても、日々さまざまなバックボーンを持つ人と仕事をするうえで、相手を理解するというコミュニケーション力は活きています。
- 佐々木
- ICTと言語を主体とするこの学科は結び付かない印象があるかもしれないけど、実際はそうではないよね。人が生きていくうえでの基礎となる言語を軸に、人と人の関係性やコミュニケーションについて学んで身につけた力は、平本さんのようにICTの分野でも充分に発揮できます。
- 平本
- そうですね、実感しています。
- 佐々木
- ゼミ生の研究もさまざまで、向井さんはホスピタリティ、平本さんは韓国美容がテーマ。多様な学生が集まって協力・協働しながら学ぶからこそ、自然と多様性の理解やコミュニケーション力は磨かれていくよね。
- 向井
- 授業もペアワークやグループワークが多くて、みんなの個性を知ることが楽しいなと思っていました。チームみんなで取り組むチームワーク力や、リーダーになったときはグループをまとめるリーダーシップ力を磨くこともできたと感じています。今と未来の力をしっかりと伸ばせるよう、これからもたくさん学んでいきたいです。
